2020/10/22
10月になれば、様々な品種のりんごが店頭に並び始めます。
しかし、りんごは品種によって、甘さの質、酸味の強弱、風味、硬さなど様々。
自分好みのりんごを選びたいですよね。
そこで今回は、10月中旬あたりに全国に多く出回る、
「サンつがる」「トキ」「紅いわて」「シナノスイート」「早生ふじ」の
代表的な5種類のりんごに絞り、それぞれの違いについて詳しくお伝えします。
今回チョイスしたりんごを、「甘さ」「酸味」「風味」「ジューシーさ」「食感」、
そしてこれら5項目の「バランス」という、6つの視点から比較し、
それぞれがどのような項目に個性を表すのかをお伝えいたします。
実際に5種類のりんごを何回も何回も口に運びながら、
このコラムを書きましたので、比較としてはかなり正確にできていると思います。
今回の5つのりんごの中で、この「サンつがる」の際立つ個性は「柔らかさ」です。
甘さは平均的。独特の香りと風味があって、後味はあっさり。やわらかさが際立つバランスです。
やわらかいりんごが好きな人におすすめ。
逆に硬くてシャキシャキしたりんごが好きな方には物足りないでしょう。
ちなみに、「つがる」と「サンつがる」の違いは、袋をかけて育てるかどうかです。
袋をかけずに育てると(無袋栽培)、太陽の光をたっぷり浴びて、甘さが強くなります。
そのように育てられるのがサン(太陽)つがる。
袋をかけて(有袋栽培)色づきがよくなるように育てるのが「つがる」。
「ふじ」と「サンふじ」なども、原則として同様の違いです。
すっきり、さわやか、それでいて甘さは強いのに後味あっさり。
酸味や風味は控えめなところが、さらにトキの甘さを際立たせます。
硬さは”やや硬め”。噛むとしっかり歯ごたえがあります。
甘さの強さと質が際立つようなバランスです。
また、トキのみが5種類の中で黄色をしており、その色味はとても美しく、艶があります。
トキはギフト向きのりんごでもあります。
すっきりした味わいのりんごが好きな方にはおすすめです。
今回の5種類の中で唯一の黄色いリンゴのトキは、甘さも1つだけ異質。
りんごがあまり好きじゃない方でも食べやすいと感じしてもらえるかもしれません。
逆に、酸味の強いりんごがお好きな方には、あまりおすすめできません。
サクサク食感がよく、ほどよく酸っぱくて、濃厚な甘さを特徴に持つのがこの紅いわてです。
硬さは、今回の5種類の中では、トキと並んで硬い方で、
シャキシャキした歯ごたえが確かに感じられます。
さらに、決して強くないものの、それなりに主張してくる風味も特徴的です。
濃厚なりんごというイメージを抱かれるかもしれません。
甘さや酸味、風味のバランスもとてもよいです。
りんごは硬くて甘くて酸っぱいのが一番!という方にとっては、これがベストでしょう。
ただしそれは、この5種類の中ではの話です。
今回の比較対象には入れませんでしたが、同じような系統で
さらに硬くて酸っぱい「秋映」というりんごがあり、そちらもおすすめです。
一方で、柔らかい、酸っぱくないりんごが好きという方にはあまりおすすめできません。
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シナノスイートの際立つ個性は「ジューシーさ」。
口の中で噛んだ時に、ジュワ~っと出てくる果汁が5種類の中で最も多いです。
甘さは強めで、酸味は他と比べると優しめです。
甘さと酸味のバランスは紅いわてと多少似ていますが、
シナノスイートは独特のりんごらしい風味が強く感じらる点が異なります。
甘さの強さだけでいえば、トキとならんで強い方です。
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早生ふじを一言で表すなら、今回の5つの中で、もっともバランスに優れたりんごです。
甘さ、酸味、風味、の一体感がさすがで、
それぞれが溶けあって一つの”味”となって感じられることでしょう。
そこに絶妙の食感も加わって、さすがふじといった印象です。
すべてが平均的な優等生といった印象で、万人におすすめできるりんごです。
ただし、この早生ふじより、このあと市場を席捲する「サンふじ」のほうが濃厚です。
その味が強く記憶にある人ならば、やや物足りない「ふじ」と感じるかもしれません。
「柔らかさのサンつがる」、「甘さのトキ」、「サクサク濃厚な紅いわて」、
「ジューシーなシナノスイート」、「バランスの早生ふじ」といった結果となりました。
ただ、りんごに限らずあらゆるフルーツや野菜にも言えることですが、
産地、生産者、時期が変われば味わいも変わります。
なので今回の比較内容も完ぺきとは言えませんが、ベースとなる差、
みなさんがりんごを選ぶ際の基準はしっかり示せていると思いますので、
ぜひ参考にしていただければと思います。
はっきり言って、りんごはどこでも買うことができます。
では、りんごの詰合せはギフトとしてはどうなのでしょうか。
HORITAの実店舗での様子から言えることとして、
りんごはギフトとしてよく使われます。
つまり、ギフト向きだということです。
1種類のみ6個~8個の詰合せや、2~3種類の
食べ比べセットのようなものなど、
オーダーは様々です。
私たちHORITAがりんごのギフトを頼まれた場合、
一つ一つ、小さな傷でも見逃さないよう検品し、
緩衝材となるキャップをはめ、箱の隙間をパッキンで
埋めるなどをして万全の対策を施します。
仮に食べたことのあるりんごであったとしても、
奇麗に包装され、リンゴ自体も無傷できれいなものだったら
もらう方も嬉しいですよね。
当ショッピングサイトでもりんごを販売しており、
各種ギフト包装にも対応しております。
2020年10月、HORITAでは「トキ」「紅いわて」「シナノスイート」の3つがおすすめ。
基準としては、3つとも見た目が鮮やかなこと、味の個性がはっきりしていること、
そして唯一黄色いりんごの「トキ」を加えることで、
ギフトなどで2種類以上のセットを作るときに、彩が豊かになることなどがあげられます。
当サイトでも、これらのりんごに関する商品をご購入できるようになっておりますので、
このコラム記事を参考にお選びいただければと思います。
※時期によっては、このコラムに登場するりんごが市場にない場合がござます。
あらかじめ、ご了承願います。
通販・お取り寄せはこちらから
・ギフト包装は無料で承ります。
・お届け先を、ご注文者様と別の住所に設定できます。
・各種のしにも対応いたします。
※上記全て、購入画面にてお選びいただけます。