2020/09/16
「五郎島金時」というさつまいもをご存知ですか?
金沢の伝統野菜15種類の一つ。
ホクホク食感や、懐かしい甘さや風味が人気のさつまいもです。
金沢伝統の食文化を支え、今でも人々を魅了し続けています。
HORITAとしても、何十年もこのさつまいもを取り扱ってきました。
今回はそんな五郎島金時の魅力を余すことなくお伝えします。
| 目次 (この記事は4分で読めます。) |
|---|
| 五郎島金時とは? |
| 五郎島金時の、味・食べ方・農法の洗練 |
| 五郎島金時の今 |
| まとめ |
五郎島金時(ごろうじまきんとき)は、加賀野菜(金沢の伝統野菜)15種類の一つ。
食べると甘くてホクホク!
きめ細かな粉質と上品な甘さが特徴。
最近は「安納芋」や「べにはるか」などの”ねっとり系”さつまいもがはやりです。
一方「五郎島金時」は「鳴門金時」などと同じ、高系14号という品種。
奥深い甘さと、どこか懐かしい風味を楽しむことができます。
主な生産地は、石川県金沢市の五郎島粟ヶ崎地区や内灘砂丘。
この地区は水はけがよい砂地で、長らく不毛の土地とされていました。
しかし元禄時代になり、五郎島村肝煎大百姓の太郎右衛門が、薩摩から種芋を持ち帰り栽培を始めてみたところ、「さつまいも」栽培に適した環境であることが判明。
五郎島地区・内灘砂丘は五郎島金時の栽培が盛んに行われるようになるのです。
※「五郎島金時」は、本来は加賀野菜の「さつまいも」の数ある品種の一つでしたが、近年では、加賀野菜の「さつまいも」は、ほぼ「五郎島金時」を指します。
金沢ではコッボコボ!と言います。
とってもホクホク!
糖度には普通のさつまいもより2~3度高い、約10~12度とされており、甘さは上品。
「五郎島金時は甘くない」と言う人も一部おられるようですが、少なくとも筆者が食べた範囲では、その美味しさを楽しめなかった記憶はありません。
もしあなたが五郎島金時を口に入れれば、噛むほどに広がる、懐かしい甘さ、奥深い風味。
一度食べたら根強いファンになるかもしれません。
ホクホク系さつまいもがお好きな方なら、ぜひ一度召し上がっていただきたい。
また、ねっとり系さつまいものファンの方にもあえて召し上がっていただきたい、イチオシさつまいもです。
まずおススメは、絶品の焼き芋。
じっくり弱火で約40分間焼き上げてください。
一つ、とっても簡単な方法をご紹介。
お魚を焼くグリルにさつま芋を入れて、アルミホイルをふんわりかぶせます。
そして弱火で加熱。
20分たったら裏返してさらに20分。
これで、五郎島金時の本格焼き芋が完成です!
ホクホク甘く、いい風味!
ちょうど小腹も満たしてくれる、いいおやつにもなります。
ぜひ、大学いもも作ってみてください。
焼き芋の時に感じられなかった香ばしさが表れます。
料理によって味わいが変化するのは伝統野菜らしいところ。
クセになる美味しさで、ついパクパク食べ進みます。
大学芋専門の業者さんも「五郎島金時で作ると美味い」と太鼓判を押していますよ!
五郎島金時は、和食、洋食、どんな具材としても応用できます。
特有の奥深い風味があらゆる料理を包み込みます。
天ぷら、とん汁、レモン煮、和菓子、スイーツ…
用途は広く、あなたのさつまいもの料理はさらに深まります。
金沢のお食事処でも、様々な形で出会いますよ。
思わぬ創作料理で出されることもたびたび。
料理人からの支持も、とても厚いんです。
五郎島金時は、様々な形で人々を魅了し続けています。
「奇跡の砂」、それは五郎島金時を支えた土壌の呼称です。
海岸に近い金沢の五郎島地区。
砂地は、砂の粒が大きすぎず小さすぎず。
水持ちと水はけのバランスが絶妙。
それがさつまいも作りにとてもふさわしかったのです。
やがては「奇跡の砂」と呼ばれるようになりました。
さらに近年、スプリンクラーによる水管理技術も加わります。
奇跡の砂ぶりがますます発揮。
五郎島金時の収穫は「奇跡の砂」のおかげでとても安定しています。
生産者は、どんな時代でも農法を研磨し続け、量より質にこだわってきました。
①苗は、みなで統一したウイルスフリーの育苗ハウスで育てます。
②肥料は、米ぬかを用いたオリジナルの専用肥料を使います。
③スプリンクラー施設の完備による繊細な水管理を行います。
④さらにキュアリングとよばれる貯蔵施設を導入し、出荷期間が翌年6月まで拡大しました。
強く質にこだわるため、決して収穫量は多くありません。
だからそのほとんどが石川県内で消費されてきました。
しかし最近はインターネットなどで、全国的に出回るようになりました。
五郎島金時は、贈答品としてもよく用いられます。
それはなぜか!
あくまで私の主観ですが、全国的に見ればまだまだレアだからこそ、その魅力が際立って感じられるようです。
とても喜ばれるんです。
「美味しかったから、また送ってほしいと言われて」と言って、何度も贈るかたも珍しくありません。
食べ方は様々で、保存がきくのもいいですね。
美味しいうえに、安定してお召し上がりいただける点で、贈り物にとてもむいています。
五郎島金時一箱を毎年購入されるリピーターが多くおられます。
石川県外にも、当社を通して毎年定期購入されるお客様も多数。
全国各地から取り寄せる方。
わざわざ石川県まで毎年やってきて直接購入される方。
五郎島金時を必要とする方々は、あらゆる方面にいます。
金沢市の加賀野菜の一つで、五郎島地区を中心に作られる「五郎島金時」は、ホクホク甘く、懐かしい風味が特徴。
その味わいを生かし、様々な食べ方を楽しめます。
贈ってもとっても喜ばれるさつまいも。
量より質にこだわり、農法は洗練され、今でも金沢の伝統料理や家庭料理などの食文化を支えています。