地震、水害の被害を受けた石川県の特産品
2024年1月1日、能登半島地震が発生し、さらに9月21日、激しい雨による水害が再び能登に甚大な被害をもたらしました。
これにより石川県の農業も被害を受け、私たちHORITAフルーツオンラインショップが取り扱う商品も様々な影響を受けました。
例えば、国産生はちみつ「HARU」は、石川県能登町で生産される、能登の山々でミツバチが採取した蜂蜜を純度100%のまま瓶につめた完全生はちみつです。
能登町は特に津波の被害がひどかった地域です。
現在も復興支援活動が行われていますがまだまだ必要とされています。
商品としては何とか確保できております。
とても美味しいはちみつでレビューも高評価をいただいております。
大きな被害を受けたのが、「上野栗園の " 能登くり "」
こちらは珠洲市で生産されていました。
珠洲市といえば地震、津波、両方の大きな被害を被った地域です。
上野栗園さんは、少なくとも栗園の部分では、地震ではそれほど被害を受けていないと聞いておりました。
しかし大雨による水害の被害を受けたという悲しい知らせが。
栗園自体は残っておりますが、生産量は減るのではとされており、大人気商品だっただけに私たちも相当残念に思っております。
「【 石川県オリジナル品種 】秋星りんご」もおそらく被害を受けたのではと思われます。
こちらのりんごは金沢市と珠洲市で生産されております。
金沢での生産に影響はないとされておりますが、珠洲市産のものがまだ定かではなく、もしそちらが被害を受けていたとしたら、全体の収量は減ることでしょう。
他にも当店では取り扱いがありませんが、能登ワインの元となる葡萄の葡萄園、上野栗園ではない能登くりの栗園などでは、地震、水害、また、生産される農地に被害はなくても働く人が足りないという事態に見舞われるなど、さまざまな理由で生産に影響がでているという報告が知らされております。
ちなみにこのコラム文を書いている、当オンラインショップを運営するスタッフでもある筆者は、能登復興支援ボランティアに積極的に参加しており、能登の様々な地で支援活動を行いながら、被害の大きさを目の当たりにしております。
地震による被害は場所により本当に様々で、全倒壊の建物が密集しているところ、古い家ばかりなのに全然建物が崩れず残っているところ、全倒壊と津波のダブル被害を被ったところ、家は大丈夫でも地盤が変化したことで住めなくなったところなど本当に多様な被害が見られました。
他にも、海を見渡せば、隆起して今まで水面下だった部分が現れているのがありありとわかる光景であったり、逆に沈下した地域もあり、満潮時には道路に海水が傾れ込むようになってしまった地域もあります。
すでに水害支援ボランティアにも行きました。
輪島地区の仮説住宅の水に使った家財と泥の書き出しを行いました。
大人の人間の胸の位置まで浸かるほどの浸水であったことがわかり、心を痛めました。
また、その仮設住宅に入られてた方はまた避難所での集団生活に逆戻りとなったと聞きました。
全国からボランティアに駆けつけてくれる方々も本当に多くおられ、中には通算数十日を数える大ベテランも少なくありません。
仕事を持っているにも拘らずです。
本当に頭の下がる思いです。
地震、水害、それぞれが甚大な被害をもたらし、それでも頑張っていかなきゃならない能登半島です。
当オンラインショップとしましては、今回書きました能登の特産品を積極的に販売していきたいと考えております。
が、入荷数が少ないと、思うほど販売できないのではないかという懸念もあります。
それでも、一つでも多く買っていただき、能登の生産者をお応援したいと切に願っております。